稲沢市 おおみやピアノ教室ドルチェのブログです🎹
ピアノを弾く時、肩を上げて弾いていませんか?
肩が上がるということは、肩に力が入り、肩で支えて弾いているのです。
身体のどこかに力が入っていると、響きの良い音は出ません。
こんな方を時々お見かけします。
✅セミのようにピアノにしがみついている
✅ピアノに支えてもらって弾いている
重症になるとこのようになってしまいますね。
肩が上がるのが「良くないこと」だと分かっていても、
意識だけでは、なかなか治らないものです。
どうしたらその癖が治るのかしら?と思っていましたが...
トレーニングで大きく改善することが分かりました。
ボストン在住のピアニストで米国公認アレクサンダーテクニーク講師
塚本晶子先生から、そのトレーニングを学びました✨
このトレーニングを行うと、肋骨や上後鋸筋というインナーマッスルで上半身が支えられるようになり、身体が前傾しなくなるのです。
支える場所が肩ではなくなる→肩の力が抜けるから、
演奏していても疲れなくなり、響きの良い大きな音も出るようになります。
それでは、アレクサンダーテクニークの具体的なトレーニング方法をご紹介します。
🟡トレーニングA~肩甲骨を緩めるトレーニング
ポイント:ゆっくりと5セットくらい行うこと。
上後鋸筋(じょうこうきょきん)のような内側の筋肉(インナーマッスル)を意識して、
肩甲骨を緩めるトレーニングです。
①手を「前へならえ」のように上げる(写真下)→身体の軸をまっすぐにして、頭を上へ上へ。力を抜いて行う
②肘から折って寄せる(写真)
③手を外側へ広げていく(下の写真)
④そのまま手の平を外側へ向ける→肩甲骨が寄ることを確認
そうなんです!手に平を外側へ向けると、背中の肩甲骨が寄るんです。
初めて体感した時、不思議でした。
⑤肩の力を抜いて手のひらを外側へ向けたまま、下げる(肩甲骨が寄っている状態で下げる)
肩甲骨が横に広がる→寄せる→下がる、の3つのパターンを実感する。
これを5セット、ゆっくりゆっくり脳にインプットしながら行います。
このトレーニングをやった後は、肩甲骨ご緩んでいるので
オクターブや大きい音が出しやすくなります。
🟠トレーニングB~肩のエクササイズ
ポイント:30秒くらい腕を上げる✖️1日10セットくらい。
肩のエクササイズは、肩の上下の動きと肋骨を結びつけるトレーニングです。
実は、肋骨と肩は繋がっているのです。
①片腕を前へ伸ばして、肘をもう片方の手で支えて手首をくるくる回して手首の力を抜く。手首の部品を分解すると手首の力が抜ける(写真)
②部品が動き出すと、肩という大きな部品も緩んでくる。
③手首が柔らかくなってから手を横へ広げる。
ピアノの椅子を鍵盤から離して後ろにし、鍵盤の幅くらい手を広げ、高さも写真くらい。斜め45度くらいに、肩に力が入らないように腕を上げる。
これは、ピアニストには効果があるエクササイズで
「肋骨が上半身を支えているか?」を意識しながら、上後鋸筋などインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。
肋骨を支えている事と、
肩の上下の動きが結びついてくると
上半身が支えられるようになるので、身体が前傾しなくなる。
肩の力が抜けるから疲れなくなる。
このトレーニングを3年生のお子さんに実践してみました。
上がっていた肩がストンと落ち、とても大きな、響きの良い音が出ました👍
頭で分かっていても身体はいうことをききません。
適切なトレーニングで改善していく必要があります。
皆さんも毎日継続してやってみてください。
ピアノのレッスンの
お問い合わせ
↓ ↓
ピアノは、お子さんの成長に素晴らしい影響を与える、優れた習い事です。
これはピアノは10指を使い、耳を使い、脳を鍛えるからです。
小さい時から音楽経験をすることが
非常に大きな効果があると言われています。
また、大人になってからも一生の趣味として
楽しみ続けることができます。
お教室の生徒さんの演奏動画
いずれのお子さんも年少さんからピアノを始められました。
↓ ↓
お辞儀の仕方などの「ステージマナー」の記事は下記URLをタップ
↓ ↓
お教室YouTubeチャンネル
発表会の動画をアップロードしてあります。
↓ ↓
大内孝夫さんの記事です。
ピアノは受験に役に立つ!
↓ ↓ ピアノが教えてくれる、本当に大切なもの(中) ピアノは受験の役に立つ! あなたの「強み」を作ろう|ピアノの力|朝日新聞EduA習い事の多様化とともに人気に陰りが出ているピアノ。しかしピアノには、驚くほどの教育効果があります。その効果とはどのようなものなのでしょうか。名古屋芸術大教授の大内孝夫さんが、ピアノを習うことに秘められた力を3回に分けてお伝えします。www.asahi.com
ピアノが教えてくれる、本当に大切なもの(上) 習うことで身につく力とは?|ピアノの力|朝日新聞EduA習い事の多様化とともに人気に陰りが出ているピアノ。しかしピアノには、じつは驚くほどの教育効果があります。その効果とはどのようなものなのでしょうか。名古屋芸術大教授の大内孝夫さんが、ピアノを習うことに秘められた力を3回に分けてお伝えします。www.asahi.com
お問い合わせはホームページから
↓ ↓
Comments